情報爆発時代における情報マネジメントのあり方を考える③   ~インターネット上に溢れる情報の効用(闇)~

2010/03/26 企画・営業リーダーのコラム

 前回は、インターネットに溢れる情報によってもたらされる効用=メリットについて触れたので、今回は逆の効用=デメリットについて触れてみたいと思う。「インターネットのデメリット?」と言われて思いつくのは以下のような点が挙げられる。

  1. 不適切な情報(例:アダルト、危険情報)が比較的自由に公開されてしまい、未成年もそれらを簡単に閲覧が可能
  2. 偽造サイトなどによる詐欺行為が発生
  3. 出会い系サイトによる安全性の低い出会い斡旋による犯罪の誘発
  4. 個人単位での情報発信が可能になったことによる、全体的な情報の質・信頼性の低下=情報漏洩、権利侵害、風評被害等
  5. マイナス情報が簡易に広がる
  6. 情報量が極端に増えたことや、自分で情報を探索するメディアであるため、情報の発見が難しい点
  7. 遠隔でのコミュニケーションが可能になったことにより、生活のバーチャル化(デメリットと言えるか賛否あるとおもうのだが・・・)

上記のデメリットをみると、情報の発信者の自由度が高いメディアであることが、逆に大きなデメリットを引き起こしていることがわかる。特に、企業の視点に立って考えると、情報漏洩や権利侵害に関する予防はもちろんのこと、風評被害やマイナス情報の監視に関しては意識する必要性が高まっていると言えるだろう。
例えば、最近のニュースで某国と検索エンジン会社との間で、検閲に関する問題が発生したことについて大きく報じられた。結果、検索エンジン会社が撤退という判断を下すことで、一連のトラブルに終止符がうたれた形となったが、この問題がある意味インターネットの光/闇の象徴的な対立ではないだろうか。特にどちらが「正しい/悪い」をここで論じるつもりもないし、それほど双方の事情や状況を深く理解しているわけでもない。ただいえることは、程度問題や目的にもよるが、メディアとして成熟していくためには必ず情報の統制・規制、または発信する側として情報のあり方にについて考え、メディアとして何らか対処することが必要不可欠であると考える。誤解しないでいただきたいのだが、メディアの「本来の目的」を阻害することを指すのではなく、目的達成を支援する程度の制限である。簡単に言えば、「自由」とは「束縛」があって初めて存在する言葉・・・と言えばなんとなく理解していただけるのだろうか。
インターネット上に発生する「情報」は、今後も増加傾向であるし、よりよく活用するためには、これらのデメリットを国や企業だけでなく個人単位でもマネジメントしていくことが重要であると思う。

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