情報爆発時代における情報マネジメントのあり方を考える⑤  ~情報連鎖マネジメント(Information Chain Management:ICM):前編~

2010/08/12 企画・営業リーダーのコラム

「情報があふれる現状の環境で、企業はどのように情報をマネジメントするべきなのか?」
情報量という意味では今後間違いなく増加傾向となるだろうし、情報の流通経路もさらに複雑化するだろう。
先にも述べてきたが、これからの企業活動において「情報」資産を有効活用することは企業において強力な武器になると確信している。

その情報の有効活用を考えるにあたり、まずは情報の流れについて整理する。

【情報の流れについて】
情報はどのように発生して、どのようにマーケットに広まるのだろうか?
全てをとらえることは難しいが、大きく情報の流通は以下のような構成だと考えている。


 (図:情報連鎖のプロセス)

○情報源 の誕生⇒ 現実社会での出来事
       ⇒ 人の考え
○情報の生成  ⇒ 記者やクリエーターなどの情報創造を業務とする人
       ⇒ 個人(一般の人)
○拡散(発信) ⇒ テレビ、新聞、雑誌、ラジオのマスメディア
       ⇒ インターネットのマスメディアサイト
       ⇒ インターネットのブログ、Twitter等のサイト
       ⇒ 人から人への口コミ(メール等の通信手段も含む)
○反映・影響 ⇒ 情報がマーケットや個人に認知され影響を与える

これらの一連のサイクルを支援しているのが、「検索」技術である。
ユーザ自身が耳にした情報を簡単に深堀りできるのだから拡散が簡易である。
また、CGMによる個人レベルの発信も容易になったことも大きな影響といえる。
このようなメディアの変革により、情報が情報を呼ぶ「情報の連鎖」がこの社会で起こっている。
例えば昔は、口コミの情報は井戸端会議で地道に広がっていたこと
(近所に広がり⇒地区に広がり⇒町に広がり⇒・・・・・)を思うと


ある意味では恐ろしい社会とも言えるのかもしれない。

【情報の連鎖に対応するためには?】
では、「情報の連鎖」を企業はどのようにマネジメントすべきなのだろうか?
以前は広告を出すことが、マーケットの認知を高めることであり、
企業にとっての情報発信の大きな役割を担っていた。
しかし、情報の連鎖が活発化することで企業自身も
従来の「広告」に頼った情報マネジメントの手段の変革が求められていると言える。

特に情報連鎖社会で意識しなければならないポイントは以下の3つであると考える。

・個人の情報発信力
・ネット検索などを用いた、消費者の求める情報へのアクセス力
・ネットとマスメディアの連携力

上記のような変化に対応するために、企業は今後より積極的な情報マネジメント手法の変化を
求められることになるだろう。

次回は、より具体的に上記を踏まえた情報マネジメントの有り方について考えたいと思う。

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