「位置情報SNS」と「なずき」

2010/08/30 現場のつぶやき

「位置情報SNS」はご存知でしょうか?

呼称は色々あるかと思いますが、一般的に、携帯電話等のGPS機能を使って取得できる現在地の位置情報をベースに、ユーザー同士の交流を促進するSNS(Social Networking Service)のことを「位置情報SNS」と呼ぶそうです。昨今、iPhoneに代表されるスマートフォンの普及により、TwitterやFacebook等、既存のインターネットサービスと連携する形で、「位置情報SNS」は徐々にその利用者数を伸ばしつつあります。

利用者数を伸ばす理由の一つとして、そのゲーム性の高さがあげられます。例えば、大手「foursquare」では、ユーザーが、特定の場所でサイトにサインイン(チェックイン)するとポイントが加算されるようになっていて、更にポイントが貯まると称号という形で、仮想のバッチが与えられます。このバッチには様々な種類があり、ユーザーの収集欲を刺激する仕組みとなっています。

そんな「位置情報SNS」ですが、利用者数を伸ばすにつれて、新規参入してくる企業も増えてきました。先週にはついに本命ともいえるFacebookが「Places」という位置情報の通知サービスを開始、全世界で5億人超のユーザーを誇るFacebookがサービスを開始することで、今後より一層大きな広がりを見せていくことが予想されます。(※事業者一覧・・・参照 Fidelman via Techpp

さて、一見すると、これら「位置情報SNS」と「なずき」では、あまり親和性がないように見えますが、私は、その親和性はかなり高いと考えています。

というのも、昨年度開催されたリクルート社のマッシュアップアワード(MA5)にて、弊担当の菅原が出品した「HotGetter」という作品に可能性を感じたからです。(手前味噌ですが)

「HotGetter」は、ホットペッパーのAPIと、「なずき」の感性抽出APIを組み合わせて、現在の周辺にあるオススメの店舗情報を表示するサービスで、利用の流れは以下の通りです。

  1. ユーザーが、サイト上で、携帯電話のGPS機能を使って現在地の位置情報を送信
  2. サーバ側で、送信されてきた位置情報を元に、ホットペッパーのグルメサーチAPIで検索を行い、現在地周辺のレストラン、紹介文(キャッチ)をピックアップ
  3. ピックアップされた各店舗の紹介文を「なずき」の感性抽出APIで解析
  4. 解析の結果、「好評」と判定された店舗をサイト上に表示

私は、このサービスを応用することで(店舗の紹介文(キャッチ)を「位置情報SNS」内で書き込まれた口コミに置き換えることで)その場所で人気のある店舗を自動的にレコメンドするサービスを実現できるのではと考えています。

【位置情報レコメンドサービス図】

逆に店舗側の視点に立ってみても、「位置情報SNS」に書き込まれる口コミはとらえ方によっては、大切なマーケティング情報となりえます。単純に自店舗に対する口コミだけではなく、それを書き込んだユーザーの日頃のTwitterなりFacebookの書き込みを解析することで、自店舗がどう思われているのか、どういうユーザーに利用されているのかを把握できるようになるかもしれません。

【店舗利用者分析サービス図】

現在のところ、日本国内では「コロニーな生活☆PLUS」や、「ケータイ国盗り合戦」等、いわゆるガラケーと呼ばれる携帯電話をベースにした、よりゲーム的要素の強い「位置情報SNS」が流行っています。

しかしながら、今後、スマートフォンの更なる普及や、mixi、GREEといった大手SNSのオープン化の動きを受け、「foursquare」のようなサービスが流行る可能性は十分あります。(既に「ロケタッチ」のようなサービスが登場しつつあります)「ユーザー、店舗向けに一味違うサービスを提供したい」 とお考えの企業様がいらっしゃいましたら、是非一声かけて頂けますと幸いです。

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