情報爆発時代における情報マネジメントのあり方を考える①   ~インフラの発達と形を変える情報~ 

2009/11/16 企画・営業リーダーのコラム

 同じようなことを言われているのをよく耳にするが、私たちが小・中・高校生くらいの時分には、友達に電話するという行為にそれなりに気合(?)を要したと記憶している。学校の用事であったとしても、それが女の子(実際に学校の用事しかなかったのだが・・・)であったりすると、電話の前で誰が電話をとっても良いように何度も練習して心の準備をしてから挑んだのを思い出すと少し可笑しい。今の子供たちはきっと携帯電話やインターネットメールが普及しているので、こんな経験をしているのは少ないのだろう。昔を思い出すと本当にこの20年程度の短い間に、情報インフラの急激な発達は目を見張るものがあるとつくづく思う。例えば10数年前に「ポケベルが鳴らなくて」というタイトルのドラマと歌があったと記憶しているが、今では「ポケベル」というワードを聞くことはほとんどなくなってしまった。これらの発展も、情報インフラの開発に携わられた技術者の方々の努力の賜物であり、そのご苦労を想像しただけでも頭が上がらない。

【固定電話から携帯電話・インターネットへ】
 では、具体的にどのように情報インフラは変化してきているのだろうか?大きな情報インフラの変化と考えると、以下のようなものが頭に浮かぶ。

  1. 固定電話、ポケベル → 携帯電話
  2. 郵便 → 電子メール
  3. テレビ、新聞、雑誌、ラジオ → インターネット

 最初に挙げた携帯電話などは、街中で子供たちでも持っているのを良く目にするが、一体子供たちの月々の携帯電話料金はどのくらいかかっているのだろう?昔の自分がもらっていた月々のお小遣いを考えると、かなり贅沢な気がするのだが時代の変化なのだから仕方がないのかも知れない。また、インターネットに関しては、2009年の総務省の発表だと約9000万人の人が利用しているというのだから、かなりの普及率であることがわかる。このような情報インフラの整備により、我々の日常生活での利便性は格段に上がったといえる。

【インターネット上に溢れる情報】
 ここ数年、「掲示板」「ブログ」「SNS」などの言葉がすっかり一般に定着し、TVなどからも毎日のように耳にするようになった。インターネットの普及により、特に情報発信形態の変化の観点から目立つことが、先ほども触れた「掲示板」「ブログ」「SNS」などの消費者起点の情報発信媒体であるCGM(Consumer Generated Media)の急速な発展ぶりである。私のような一般人でも、昔では考えられないほど簡易に他の人に対して情報発信ができるようになったのは、本当に素晴らしいことである。このような情報発信の場ができたことで、それぞれのシーンで多くの恩恵を受けている(少なくとも私は)。例えば、情報の発信が簡易になったことで、必然的に情報量も増え、宿泊施設や食事場所などを調べるときに本当に参考になる情報を、一般の方の経験をもとにした生の声が簡便に手に入るようにもなった。また、CGM以外にもWikipediaや辞書、ニュースなど、インターネット上には我々の日常生活に有益な情報がたくさん溢れている。

 しかし、良いこともあれば悪いこともあるのが世の常で、誰もが簡便に情報発信できることでいくつかの懸念点も生まれている。この情報爆発時代において情報をどのように活用するべきなのかを考えるにあたり、このようなインターネットを活用した情報伝達の効用を「光」と「影」の両方の部分を踏まえる必要があると考える。次回は、まずインターネットに溢れる情報と、その効用(光)について考えてみることにする。

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